素敵な願い☆天まで届け!マードレ七夕会
今年は2年ぶりに仙台七夕まつりが規模縮小で開催されましたが、マードレ保育園では7月7日の七夕当日に、七夕会が行われました。行事担当者として、新型コロナウイルスへの感染対策を講じながらも、子ども達が今の季節ならではの雰囲気を味わえるように、また、節句に触れながら七夕の由来を知る機会になればと、試行錯誤しながら準備をしてきました。社会人になる前は、それとなく触れてきた『節句』も、この仕事に就いてから深く係るようになりました。それぞれの由来を学び、子ども達に伝え、子ども達と共に日本らしい四季を感じる素敵な機会になっていると感じています。
仙台七夕まつりには欠かせない印象的な七夕飾りは、毎年の観覧を皆さんも楽しみにしていることと思います。その仙台七夕まつりの起源の一つとして言われているのが、約400年前、伊達政宗が仙台藩の学問や書道向上への願いを込め奨励したことで年中行事になったということです。仙台藩の学問・書道の上達の願いを込めた『短冊』の他、富貴・貯蓄等、家内安全・長寿…等の七つの願いが込められた『七飾り』を飾ったといわれているそうです。
大人の私たちでも難しい仙台七夕まつりや七飾りの由来について、子ども達にはペープサートを使い、クイズ形式でわかりやすく噛み砕いた説明を行うことで、伝統的な由来に楽しく触れられるように努めました。
また、ブラックパネルシアターを用いて、中国の伝統に由来する七夕(織姫と彦星の物語)についても知らせると、「映画館みたい!!」と喜びながら、画面やお話に集中して楽しむ子どもたちの姿を見ることができました。園の行事を通して、伝統的な日本の文化に触れ、子ども達なりに考えたり感じたりするいい機会になったように思います。
今年は園長先生が、子ども達がおうちの方と一緒に願いを込めて書いた『短冊』を笹竹と一緒に燃やしてくれました。子ども達の様々な願い事、素敵な願い事が煙になって天まで届きますように…☆と子ども達と共に心から願った七夕の日となりました。
平成25年4月採用(2年経験あり) 9年目 中鉢